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アプリケーション・データ
細胞内Ca2+ 応答検出
特  長
細胞内におけるCa2+ は、細胞外の情報を細胞内に伝えるメッセンジャーの1つです。
例として、興奮時には細胞内のCa2+ 濃度が上昇します。
細胞内Ca2+ 測定には顕微鏡や蛍光光度計が用いられており、試薬には蛍光指示薬(Fura 2やFulo 3等)を用います。
マイクロプレートリーダを用いるとハイスループットが可能です。
Fura 2は細胞の外にあるときはアセトキシメチルエステル(-AM)がついています。
細胞のなかにはesteras(エステラーゼ)という酵素があり、Fura 2-AMが細胞内に入るときは、この酵素でアセトキシメチルエステルが外れ、Fura 2-AM→Fura 2になってCa2+ と結合し、Ca2+ 濃度依存的に蛍光を発するようになります。
MTP-800AFC マイクロプレートリーダは2励起2蛍光測定機能があるため、細胞内Ca2+ 応答の多検体測定、短時間測定が可能です。
  • 細胞へのCa蛍光指示薬負荷 ⇒  1検体/時
  • マイクロプレートリーダでは  ⇒ 10検体以上/時
  • Ca 感受性蛍光指示薬、Fura 2-AMを用いた測定例



    分析手順
    (Fura 2測定法フローチャート)
    マイクロプレート上で培養
    (HeLa細胞 3〜5日)
    試薬負荷
    (Fura 2-AM 10μM、30min)
    2波長(340/380nm) 励起
    蛍光(510nm)検出
    レシオ計算(EM/EX)
    * 蛍光測光開始1分後に薬剤(イオノマイシン)を分注
    試   薬
    Fura 2-AM special packaging
      <製造> (株)同仁化学研究所
      <販売> 和光純薬工業(株)
    測 定 機
    蛍光マイクロプレートリーダ MTP-800AFC
      ・ フィルタ 340nm(EX)
      ・ フィルタ 380nm(EX)
      ・ フィルタ 510nm(EM)
      ・ DP-50 分注器
      ・ 特注細胞内Caユニット
    ※マイクロプレートは opticalプレート を用います。
    ※ 本内容は浜松医科大学 光量子医学研究センター 櫻井先生のご協力をいただきました。


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